韓日次世代フォーラムに参加

 東西大學校で開かれた「韓日次世代フォーラム」という国際学術交流大会に行ってきた。この企画のユニークなところは、1)人文社会系であれば内容を限定しないで日本と韓国の研究者の発表を募ったところと、2)発表者を大学の専任教員になっていない者にしぼったところにあったと言えよう。
 懇親会の時に、主催した東西大學校日本研究センターの張済國センター長先生と立ち話をすることができたのだが、「職に就いてしまうと利害関係が発生し、誰とでも自由に交流ができないものです。そうならないうちに、若い研究者たちが自由に交流し、関係を作っていってほしいと願い、この企画を進めてきました」とおっしゃっていた。立派な定見であると思う。
 時間と体力の許す限り、自分の研究と関係のある発表を聞いてまわり、どの発表からも良い刺激をもらった。ただ、一部で指定討論者が「ないものねだり」の発言や質問をしていたのが気になった。それと、これは発表者の人数、時間、場所の関係で仕方なかったのだろうけれども、もう少し討論時間を保障した方がよかったのではないかとは思う。
 懇親会では限られた時間のなかで、思いのほか多くの人と話ができた。そのあと、発表者の二人と、同僚と、東亜大學校でお世話になっている先生と5人で東西大の近くのビアハウスで楽しく飲みました。