韓国朝鮮語の教材

katzmak2004-06-19

 写真はわたしがいま愛用している韓国朝鮮語の教材。韓国朝鮮語を勉強している人がもしこれを読んでくれたら、なにかの役に立つかもしれないので、ちょっとこれらの教材について説明と紹介をしておきます。
 左上は『韓国語2』というソウル大學校言語教育研究所が作った会話用教科書(15000ウォン)。東亜大學校の韓国語講座春学期でこれの1を使って勉強しました。これから頑張って2週間ぐらいでこれを終えて、夏のうちに4まで終える心づもりです。まあ、東亜大で4人の先生から基礎をしっかり教えてもらったから、大丈夫でしょう。話しを戻しまして、このソウル大の『韓国語』シリーズはとてもわかりやすい教科書です。基本的に英語圏の人たち向けに書かれているので、ちょっと説明がくどいなと思うことはありますが。
 時計回りで順に紹介しておくと、右上は鮮文大學校の先生たちによる『日本人にやさしい韓国語文法』(韓国文化社・2000年発行・10000ウォン)という日本語で書かれた文法書。会話用の教科書はどれも説明が体系的じゃないので、ときどきこういう本で補足しておくと、「いま自分が習っていることにどういう意味があるのか」がわかって助かります。日本で売っている文法の本はどうも自習には適していないのですが、これはわかりやすい。日本でも市販すれば売れると思うのですが。。。付録も充実しています。索引がないのが残念。自分で作ろうかな。
 右下は延世大學校の先生たちが作った『外国人のための韓国語文法』(延世大学校出版部・1989年・13000ウォン)という本格的文法書。452ページもあって、通して読めるような本じゃないですが、辞書の代わりにというか、辞書(もちろん小学館の『朝鮮語辞典』)を引いてもわからないときに調べる本としてはよいと思います。
 左下は姜奉植さんによる『日本人のためのアンニョンハセヨ・アンニョンハシムニカ韓国語入門2』(時事日本社・1996年・7000ウォン)。東亜大學校でクラスメイトだったタカアキくんに教えてもらって読んだ本。1もあります。これはぜひ日本でも出版してほしい本ですね。
 著者の姜さんは韓国朝鮮語の文法と日本語文法の両方を学んでから言語比較の研究をされている方で、この本は徹底的に日本人にとってのわかりやすさ(逆に言うとわかりにくいところを丁寧に説明すること)にこだわって書かれています。字が大きくてイラストが可愛いので一見幼稚な本に見えますが、「なめたらあかん」素晴らしい本です。まず最初の一冊としてはおすすめ!どうしてこんないい本があるのに、日本で出版されている韓国朝鮮語の文法の本はイマイチなのかなと思ってしまいました。いずれの本も日本で取り寄せ可能だと思います。