中西伊之助
きょうは釜山にある釜慶(プキョン)大學校で開かれた「日本地域研究会」の例会で、「中西伊之助の政治的態度とアジア観」という題目で研究発表をさせてもらいました。
自分が中西伊之助の研究を細々とやってきたこと、そしてこれから本格的に彼について研究に取り組もうと思っていることは、これまで自分のごく身近な人にしか話していませんでした。この研究発表をきっかけに、自分の研究の進展ぶりをWebでつづってみようと考え、いろいろblogを探して、「はてなダイアリー」にたどりつき、まあ、使ってみようと思った次第です。とにかく、中西伊之助という人物をひとつの主要な柱にして、わたし自身の研究や趣味にまつわる日々のできごとや考えを「日記」という形で記録してみようと思います。とりあえずキーワードとして、日本近現代史、東アジア(当面は日本と韓国)、地域政策(わたしなりの)、ネットワーク(とくに地域間ネットワーク)、政治史、社会運動史、社会思想史、民衆史、政治と文学ぐらいを立ててみます。日記というものを長期間つけたことがないので、いつまで続くかわかりませんが、とにかく始めてみることにしますね。どうなることやら。
写真は三枝寿勝さんのページ「韓国文学を味わう」↓に載っているものを持ってきました。
http://www.han-lab.gr.jp/~cham/ajiwau/chap7/chap7.html
出典は権寧萊「中西伊之助と1920年代の韓国階級文壇」『社会文学 第7号』(日本社会文学会)1993年7月30日
前列の左から4人目が中西伊之助です。
ほかに中西伊之助の関連サイトをいくつかあげておきます。
■ハングル工房 綾瀬 - 僕の朝鮮文学ノート 9904
http://home.att.ne.jp/yellow/han-lab/literature/note9904.html
中西伊之助の短編小説『不逞鮮人』の読書ノート
■大宅壮一文庫『創刊号コレクション』のページ
http://www.oya-bunko.or.jp/soukan/cdzasshit3.htm
『体験』という雑誌の創刊号(1925年4月号)に中西が寄稿していることがわかる。
■半月城通信 No. 99(2003.11.12)
http://www.han.org/a/half-moon/hm099.html
姜徳相さんが『新版、関東大震災・虐殺の記憶』青丘文化社(2003年)で中西伊之助の「朝鮮人のために弁ず」にふれていることがわかる。
■黒瀬珂瀾さんの日記のページ
http://www.kurosekaran.com/aurora/archives/2004_02.html
なんと、中西伊之助の『戯曲 武左衛門一揆』を読んでおられるとは。。。
http://www.hss.shizuoka.ac.jp/curric/syllabus/undr_syl/lang/lg-100.html
南富鎭先生が授業で中西伊之助のことにふれておられるらしい。
■大原社研 大原クロニカ
http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/khronika/1945/1945_44.html
読売争議の支援にかかわっていたことがわかる。
増山太助さんの『読売争議1945〜1946』も読まなければ。
■今田剛士「敗北」の共同主義
http://creative.cside2.jp/kindai-daigakuin-nb/sosaku-hyoron/happyo/ha-001-1.html
農民自治会に少しふれられているのでDLして読まねば。
あわせて、大井隆男『農民自治運動史』銀河書房、1980年も見ておく必要がある。
■小正路淑泰さんの「葉山嘉樹と〈地方〉」
http://www12.ocn.ne.jp/~sayaka/turuta_hayama_sakai/hayamayosikitoyihou.html
大至急読む必要あり。
■衆議院会議録もいくつかヒットした。
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/007/0096/00704080096043c.html
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/011/0320/01108160320001c.html